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3階建ての外壁塗装相場は?費用を抑えるポイントや注意点を解説

戸建て住宅の外壁塗装では、階数が増えるほど費用が上がりやすいことをご存じでしょうか。3階建ての家は足場が高所にまで及ぶため、足場費や人件費などが2階建てよりも割高になりがちです。そのため、「一体いくらぐらいかかるのか」「少しでも安くならないか」と不安に思う方も多いでしょう。

本記事では、3階建て住宅の外壁塗装を行う際の費用相場をはじめ、価格差が生じる理由や費用を抑えるコツを詳しく紹介します。さらに、業者選びのポイントや見積もり例を取り上げ、安心して塗装を依頼するためのヒントをまとめています。外壁の塗り替えを検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

3階建ての外壁塗装の費用相場

それではまず、3階建ての外壁塗装を行う際の費用相場を解説します。

3階建ての外壁塗装の一般的な相場(100万~140万円)

3階建ての外壁塗装費用は、あくまで目安ですが100万~140万円程度とされることが多いです。これは2階建てよりも高所作業が増え、足場設置により手間がかかるためです。

実際の金額は、使用する塗料のグレードや外壁材の種類、建物の状況(ひび割れ補修が必要かなど)によって前後します。 一般的に2階建ての塗装相場が80万~120万円前後と言われるのに対し、3階建てはそれにプラス20万円程度かかるイメージを持つ方も少なくありません。その差は主に足場と人件費、塗布面積増加に由来するものです。

坪数別の費用相場(30坪・40坪・50坪で比較)

同じ3階建てでも、建物の延べ床面積や外壁の総面積によって費用は大きく変わります。以下は30坪・40坪・50坪の住宅を例とした場合の概算です。

  • 30坪:80万~110万円前後
  • 40坪:100万~140万円前後
  • 50坪:130万~180万円前後

上記はあくまで標準的な塗料を使った場合の目安であり、高級塗料を選ぶ場合や外壁材に劣化が大きい場合はより高額になります。逆に傷みが少なく、シリコン塗料などの安価な選択肢を用いることで費用を抑えられる可能性もあります。

塗料の種類による価格差(シリコン・フッ素・無機塗料など)

外壁塗装の費用は、塗料のグレードによって大きく変動します。一般的には、以下のような順番で耐久年数と価格が上がっていきます。

  • アクリル塗料:安価だが耐久性は低め
  • ウレタン塗料:やや安価で耐久性はそこそこ
  • シリコン塗料:コストパフォーマンスに優れる
  • フッ素塗料:高耐久で価格はやや高め
  • 無機塗料:非常に耐久性が高く、価格も高価

3階建ての場合、足場費用が高くなる分、少し高級な塗料を選んで塗り替え頻度を下げるという考え方も有効です。
塗装の寿命を伸ばして長期的な費用を抑えるという視点で、最適な塗料を選ぶのがおすすめです。

外壁塗装と屋根塗装を同時に行う場合の費用

3階建ての住宅では、外壁だけでなく屋根も塗り替え時期を迎えていることが多いです。一般的に外壁と屋根の両方を同時に行うと、足場の設置費用を一度で済ませられるため、別々に施工するよりトータルコストが低くなるケースが多いです。
屋根塗装を合わせる場合の費用相場は、外壁+20万~40万円程度が目安ですが、屋根材や劣化具合によっては補修費用が追加されることもあります。結果として大きな差が出ることがあるため、事前の現地調査と見積もりが欠かせません。

3階建ての外壁塗装費用が高くなる理由

次に、3階建ての外壁塗装を行う場合に費用が高額になる理由を紹介します。

足場代が2階建てより高額になる理由

3階建て住宅では、足場を組む高さが増すだけでなく、安全対策を強化する必要があります。高所作業を行うために壁面を囲うようにより厳重に足場を設置する場合も多く、その分材料費と手間が上乗せされるのです。
また、狭い路地に面している場合など、足場を運び込み・組み立てしにくい環境だと追加費用が発生する可能性があります。足場代は外壁塗装費用の中でも大きな割合を占めるため、見積もり時にはどのような足場を組むのかを確認すると良いでしょう。

施工に必要な塗料・塗布面積が多い

建物が高層になると壁面積が増えるため、塗料の使用量も多くなります。塗布面積が広がると、材料費や施工時間が増え、必然的に費用がかさみがちです。加えて、3階建ての外壁には凹凸や出窓が多い場合もあり、施工効率が下がることがあります。 職人が高所での作業を行う際には安全装備や手間がかかり、1日あたりに塗れる面積が2階建てよりも少なくなるケースもあります。
これらの要素が積み重なり、最終的な塗装費用が高くなる傾向があるのです。

高所作業のため人件費が増加する

3階建ての塗装作業は、安全確保と効率を考慮し、2階建てよりも職人の人数を増やす必要がある場合があります。高所作業では事故防止のため、作業スタッフの連携や見守りが不可欠となり、一人あたりの作業スピードも低下しやすいです。
その結果、人件費が2階建て住宅よりも割高になりやすく、見積もり額に反映されます。安易に人数を減らして施工を行えば、工期が長引くリスクや品質低下の可能性もあるため、適切なスタッフ配置が重要といえます。

現場の立地条件による追加費用の可能性

密集地に立つ3階建て住宅であれば、隣家との距離が狭く、足場設置や資材の搬入が難しいケースが多いです。また、道路使用許可の申請やクレーン車の手配が必要になる場合もあり、それらにかかるコストが加算されることがあります。
路地が極端に狭い、搬入経路が長いなどの事情によっては、2階建て以上の追加費用が発生する可能性を考慮しておくべきです。事前の現地調査でこうした要素をしっかり確認してもらうことで、大幅な追加費用を回避できます。

3階建て住宅の外壁塗装の見積もり例と内訳

3階建て住宅の外壁塗装を行う場合の見積もりと、その内訳の例を紹介します。

費用を計算する際の参考にしてください。

3階建て住宅の外壁塗装の見積もり例(費用の目安)

例えば延べ床面積40坪程度の3階建て住宅をシリコン塗料で塗装する場合、見積もりの総額が120万~150万円程度になることが多いです。
これは足場代や高圧洗浄、養生、塗装工事一式、諸経費が含まれた総額のイメージです。もちろん屋根塗装や防水工事を同時に行うと、それ以上の金額となります。 塗料のランクをフッ素や無機に上げれば、同じ坪数でもプラス10万~30万円ほどかかる可能性がありますので、予算と耐久年数を天秤にかけて最適なプランを選びましょう。

見積もりの主な内訳と相場価格

見積書には、足場代や高圧洗浄など作業内容ごとに費用が記載されるのが一般的です。以下は主な内訳の概要と相場価格です。

足場代の相場

3階建ての足場代は、1㎡あたり700~900円前後が目安とされ、トータルで20万~40万円程度になるケースが多いです。急勾配の屋根や隣家との距離が極端に短い場合などはさらに上乗せされる場合があります。

高圧洗浄の費用

外壁表面を洗浄するための高圧洗浄費用は、1㎡あたり200~300円程度が相場です。3階建ての場合、外壁面積が広い分、合計で2万~5万円ほどになることが多いです。

養生費用とは?相場と注意点

塗装時に窓や玄関、植栽などを保護するための養生費用は、作業範囲に応じて数万円が一般的です。3階建てだと、2階建てよりも貼る面積が増える可能性があり、相場は3万~7万円程度になることが多いです。養生が適当だと仕上がりに悪影響を及ぼすため、丁寧な施工ができる業者を選ぶことが重要です。

塗料代・施工費・諸経費の内訳

塗料代はシリコンの場合1㎡あたり1,500~2,000円程度、フッ素なら2,500~3,500円程度が目安です。施工費には人件費が含まれ、3階建てでは特に高所作業費が追加されるケースがあります。諸経費には運搬費やゴミ処分費、管理費などが含まれる場合が多く、全体の10~20%程度が相場です。

3階建ての外壁塗装を安くする方法

ここまでは費用の目安を紹介してきました。

次に、なるべく費用を抑えるための方法を解説します。

屋根塗装・防水工事とセットで依頼する

外壁と屋根、防水工事などを同時に行うと、足場設置が1回で済むため、トータルコストを削減できます。個別に施工するよりも数万円~十数万円程度安くなる可能性がありますので、塗り替え時期が重なるなら同時施工を検討するのがお得です。

助成金・補助金制度を活用する

自治体によっては省エネや景観保全の観点から外壁塗装に助成金を支給する制度が存在します。特定の塗料(遮熱塗料や断熱塗料など)を使うと対象になるケースもあり、数万円~数十万円の補助金を受け取れるかもしれません。制度の有無や条件は地域によって異なるため、役所や施工業者に問い合わせてみましょう。

複数業者から相見積もりを取る

外壁塗装の価格は業者ごとにばらつきが大きいため、相見積もりを取ると費用を抑えやすくなります。
3社以上に依頼し、工事内容や塗料、保証内容などを比較しながら最適なプランを選ぶと良いです。ただし、安さだけでなく、保証や実績などの総合評価を重視する必要があります。

キャンペーンを活用する(オフシーズンの施工)

梅雨や台風シーズンを避けた春や秋が塗装のベストタイミングとされるため、業者の繁忙期は高めの見積もりや予約待ちが発生します。逆に夏や冬のオフシーズンには、キャンペーン価格を提供する業者もあるため、施工スケジュールに余裕があるならこうした時期を狙うことで費用が安くなる場合があります。

3階建ての外壁塗装を依頼する業者選びのポイント

外壁塗装業者の後悔しない選び方を紹介します。

適正価格で対応できる業者か確認する

極端に安い価格を提示してくる業者は、後から追加費用を上乗せするリスクが高いです。一方で不透明な高額見積もりも問題です。見積もりの明細が分かりやすく、適正価格と判断できるかどうかをじっくり比較検討しましょう。

3階建ての施工実績が豊富な業者を選ぶ

2階建てと3階建てでは足場の組み方や高所作業のノウハウが異なります。高層部での作業実績が豊富な業者ほど、事故のリスクを減らし、効率良く仕上げてもらえる可能性が高いです。施工事例や写真が公開されている場合は参考にすると良いでしょう。

施工保証の有無を確認する

塗装工事後のひび割れや剥がれ、色あせなどが早期に起きた場合、保証があれば無償で補修してもらえることがあります。3階建ては特に外的ダメージを受けやすいため、保証期間や範囲が明確な業者を選ぶことが安心です。

口コミや評判をチェックする

ネット上の口コミサイトやSNS、Googleマップのレビューなどで業者の評判を確認すると、価格や対応、仕上がりに関する情報が集まります。ただしステマや自作自演もあるため、複数のソースを比較したり、実際に問い合わせ時の対応を見たりして総合的に判断するのが大切です。

3階建て住宅の塗装でよくある質問

3階建ての外壁塗装を検討している方から寄せられることの多い質問とそれに対する回答を紹介します。

隣の家との距離が近く足場が組めなさそうだけど塗装は可能?

住宅密集地などで隣との間隔が非常に狭い場合、通常の足場設置が難しいことがあります。こうした場合、特殊なクサビ式足場や足場自体を小さくカスタマイズする、あるいは吊り足場などを用いる方法もあります。施工業者と相談し、安全性やコストを含めた最適な足場計画を組んでもらうようにしましょう。

ルーフバルコニーがある場合の補修はどうやって行いますか?

3階建て住宅では、最上階にルーフバルコニーを設けるケースも多いです。防水層やドレン周りの劣化が見つかる場合、塗装工事と併せて防水補修を行うことが望ましいです。ウレタン防水やFRP防水などが選択肢としてあり、施工費は数万円~十数万円ほど追加されることがあります。

3階建ての足場費用は2階建てよりも高くなる?

一般的に、3階建ては足場の組み立てが複雑になりやすく、高所作業が増えるため2階建てより高くなる傾向があります。1㎡あたりの足場単価が同じでも、総面積と作業工程が増えるため、最終的な合計額が数万円~十数万円ほど上乗せされることが多いです。

塗料の種類で値段はどれくらい変わる?

シリコン塗料とフッ素塗料では、トータルで10万~30万円程度の差が生じることが一般的です。フッ素や無機塗料は耐候性に優れ、塗り替えサイクルを長くできるため、長期的にはコストパフォーマンスが高いかもしれません。予算やメンテナンスの手間を考慮しながら塗料を選ぶと良いです。

【まとめ】3階建ての外壁塗装相場

3階建て住宅の外壁塗装相場は、100万~140万円程度が一般的な目安ですが、延べ床面積や塗料のグレード、足場の組み立て難易度などで大きく変動します。高所作業や足場の組み立てが2階建てよりも複雑になるため、価格が上がりやすい点を踏まえ、最適な塗料と施工計画を考えることが大切です。
また、屋根塗装や防水工事を同時に行う、助成金制度を活用するなどで費用を抑えることも可能です。業者を選ぶ際には複数社からの見積もりを取り、価格だけでなく実績や保証内容、施工体制などを総合的にチェックしましょう。

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