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外壁塗装が「安っぽい」と感じる原因とは?失敗しないためのポイントを解説

外壁塗装を行ったにもかかわらず、「なんだか安っぽく見える」「思っていた仕上がりと違う」と感じるケースがあります。せっかくの塗り替え工事で費用や時間をかけたのに、満足いく仕上がりにならないのは残念です。

外壁塗装が安っぽく見える主な原因としては、ツヤや色選びといった見た目の問題だけでなく、使用する塗料の品質や施工の手順など、さまざまな要素が絡んでいる場合があります。

そこで本記事では、「安っぽい」と感じられてしまう理由と、その対策となるポイントを解説します。色や塗料選びの基礎知識、業者選びの注意点などもまとめておりますので、外壁塗装を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

外壁塗装が安っぽく見えてしまう5つの原因

外壁塗装の仕上がりは、家全体の印象を大きく左右します。期待していたよりも「安っぽい」と感じられるのは、どのような理由なのでしょうか。

ここでは代表的な5つの原因を挙げ、その背景を解説します。

1.ツヤの光沢が強すぎる

塗料にはツヤあり、ツヤ消しなど複数の種類があり、光沢度合いによって仕上がりの印象が大きく変わります。ツヤが強い塗料は光を反射して表面がピカピカと光るため、新築のような輝きが得られる反面、素材感が損なわれ安っぽく見えることがあります。

また、周囲の景観や住宅のデザインとマッチしていない場合、光沢感が浮いてしまう可能性があります。ツヤをどう活かすかは難しいテーマであり、好みや立地環境に合わせて慎重に選ぶ必要があるでしょう。

2.単色での塗装(のっぺりした仕上がりになりやすい)

外壁を一色で全面塗装する場合は、仕上がりがシンプルになる一方、立体感や陰影が不足してしまうことがあります。
特に、外壁の凸凹が少ないサイディングやモルタルの場合、単色塗りだと「のっぺり」とした印象が強調される場合があります。

細部のデザインや色の切り替えを入れないまま仕上げると、どこか物足りなさを感じ「安っぽい」という印象を与えることがあるため、アクセントカラーや部分的な塗り分けを検討するなどの工夫が大切です。

3.建物の形状に合わない色選び

住宅の外観は、形状や屋根のデザイン、周囲の建物とのバランスなどを含めたトータルコーディネートが重要です。形状が複雑な家に対して単調な色を選んだり、逆にシンプルな家に大胆な色を選んだりすると、ちぐはぐな印象を与えることがあります。

また、屋根やサッシなどの色とも調和が取れていない場合、家全体の統一感が損なわれるでしょう。住宅の個性と色の組み合わせが上手く噛み合わないと「なんとなく安っぽい」と感じられる原因になりやすいです。

4.近隣の住宅と調和していない

住宅が密集している地域では、お互いの家の外観が相互に影響を与えあいます。近隣の家々と全く調和しない派手な色や、極端に目立つデザインを選んでしまうと、浮いて見えてしまい「安っぽさ」を感じる場合があります。

もちろん個性を出すことは大切ですが、周囲とのバランスを無視すると「悪目立ち」する結果となり、街並み全体の美観を損ねる可能性がある点に注意が必要です。

5.安価な塗料を使用している

予算を抑えるために極端に安価な塗料を使うと、耐久性や質感が劣る場合があります。薄められた塗料や品質の低い塗料を使うことで、塗膜が均一にならず色むらや艶むらが生じ、「安っぽい」イメージを与えかねません。

さらに、安価な塗料は退色やチョーキングが早く進むケースも多く、せっかく塗装した外壁が短期間で劣化してしまうリスクがあります。初期コストを重視するあまり、長期的に見るとメンテナンス頻度が増え、総合的な支出が大きくなってしまうこともあるでしょう。

外壁塗装を安っぽく見せないための6つのポイント

外壁塗装で失敗しないためには、見た目だけでなく機能面も含めて総合的に考えることが大切です。

ここでは、安っぽく見えない仕上がりを実現するための具体的なポイントを6つ紹介します。

1.ツヤを抑えた塗料を選ぶ(3分艶・5分艶がおすすめ)

ツヤの度合いが強い塗料は光沢感が出やすく、新築のような印象を与える半面、材質の深みや落ち着きが失われる場合があります。そこで、程よい光沢を持ちつつもギラギラしすぎない「3分艶」や「5分艶」の塗料を検討するとよいでしょう。

ツヤをコントロールできる塗料なら、まるで陶器のようなやわらかい光沢を出せるため、上質な仕上がりを期待できます。塗料メーカーや工法によって光沢の仕上がりが異なるため、サンプルを確認するのがおすすめです。

2.アクセントカラーを入れて立体感を出す

単色で外壁を仕上げると、どうしてものっぺりとした印象になりがちです。そこで、サッシや玄関ドア周り、バルコニー部分などにアクセントカラーを追加すると、家全体に立体感やメリハリが生まれます。

例えば、ベースカラーを落ち着いた色味にし、一部のラインや窓枠を白や黒で引き締めるなど、複数の色をバランスよく組み合わせることで、高級感や洗練されたイメージを演出できるでしょう。

3.周囲の環境と調和する色を選ぶ

家だけが目立つような色を選ぶと、個性が出る一方で近所から「浮いた」印象になる可能性があります。特に住宅街では、周囲の住宅と色合いや雰囲気があまりにも異なると、安っぽい感じが強調されやすいです。

周囲の建物や自然環境、街並みと自然に調和する色をベースに、アクセントを加える形で個性を出すと、落ち着きと独自性の両立が図れるでしょう。

4.耐久性のある塗料を選ぶ

安価な塗料を使用すると、短期間で色褪せやチョーキングが発生し、結果的に外壁が安っぽく見える要因になります。塗料は値段だけでなく、耐候性や防汚性などの機能面も含めて検討しましょう。

シリコン塗料やフッ素塗料、無機塗料など、長期間美観を保てるグレードの塗料を選ぶと、初期費用は多少高くても、塗り直しのサイクルが伸びるため総コストを抑えられる場合もあります。

5.価格よりも実績を重視する

価格の安さだけを求めると、使用塗料や施工方法が不十分な業者を選んでしまい、結果的に仕上がりが安っぽくなるリスクがあります。業者を選ぶ際は、実績や口コミ、施工事例をよく調べ、品質を担保できるところを選ぶのがおすすめです。

また、相場とかけ離れた低価格を提示される場合は要注意です。必要な工程を省略していたり、粗悪な塗料を使ったりする可能性があるため、複数の業者で見積もりを比較検討すると良いでしょう。

6.実際の施工事例やカラーシミュレーションを参考する

色見本だけを見て色を決めると、面積効果(広い面に塗ると色が明るく見える現象)や周囲の景観とのバランスが把握しづらいです。実際の施工事例の写真や、カラーシミュレーションを活用することで、完成イメージとのギャップを埋められます。

業者によっては3Dシミュレーションやカラーパターンの提案をしてくれる場合があるため、こうしたサービスを積極的に利用することで、安っぽく見えない最適な色を選びやすくなります。

失敗しない外壁塗装のための業者選びのコツ

外壁塗装は、一度きりの工事では終わらず、将来のメンテナンスサイクルやアフターサービスなども考慮すべき長期的な投資です。

ここでは、業者選びで失敗しないためのコツを4つの視点から解説します。

1.見積もりを複数の業者から取る

外壁塗装は業者によって価格や施工方法、使用塗料が大きく異なります。1社だけの見積もりで決めると、相場とかけ離れた価格や工程不足などのリスクが高いでしょう。

複数の業者から見積もりを取得し、工程や使用塗料、保証内容を比較することで、適正価格と高品質を両立できる業者を見つけやすくなります。

2.施工実績が豊富な業者を選ぶ

外壁塗装には、建物の素材や環境、塗料の種類に応じたノウハウが必要です。実績の多い業者は、さまざまな条件下での施工経験が蓄積されているため、トラブル回避や仕上がりの質を期待できます。

施工事例や口コミ、SNSなどで実績を調べ、信頼できる業者を選ぶと安心感が高まるでしょう。

3.見積もり内容が詳細に記載されているか確認する

信頼できる業者は、見積もりに「足場の組立費」「高圧洗浄費」「下地補修費」「塗料の品番と使用量」「保証内容」などをしっかりと明示します。どこにどれだけの費用がかかっているのかが不透明だと、後から追加費用を請求される場合があります。

詳細な内訳がある業者ほど、施工内容に自信を持っている証といえます。わからない項目があれば、必ず納得できるまで質問すると良いでしょう。

4.保証やアフターフォローが充実しているかチェックする

外壁塗装は施工後も経年劣化や自然環境の影響を受けるため、万一の塗膜剥がれや色褪せに対処できる体制が重要です。

保証期間や範囲、定期点検の有無など、アフターサービスに力を入れている業者は、施工後のトラブル時にも対応してくれるので安心感が増します。

外壁塗装の色選びで失敗しないためのポイント

外壁塗装の最終的な印象を大きく左右するのは「色選び」です。どんなに技術力の高い業者が施工しても、色選びを誤ると満足度が下がってしまいます。

ここでは色選びで後悔しないために押さえておきたい4つのポイントを解説します。

1.色見本だけでなく施工事例も参考にする

色見本や小さなサンプルを見ただけでは、広い面積に塗ったときの印象や隣接する色との相性がイメージしにくいです。実際の施工事例写真や、現地で同じ塗料を使用した建物を見学すると、面積効果や質感の違いを体感できます。

可能であれば、業者が持っている過去の施工写真や近隣の塗り替え事例を見せてもらうと、より具体的なイメージが湧きやすいでしょう。

2.日光や天候の影響を考慮した色選びをする

屋外にある外壁は、強い日差しや雨、曇りの日など、天候条件によって見え方が変わります。太陽光の当たり方や時間帯による色の変化を踏まえて、明度や彩度を選ぶと失敗を減らせます。

また、白系統やパステルカラーは汚れが目立ちやすい、黒や濃色はホコリやチョーキングが目立つなど、色ごとの特徴も頭に入れておく必要があります。

3.住宅のデザインや周囲とのバランスを考える

建物自体のデザインや屋根・サッシの色、近隣住宅の外観などとの調和を図ることも重要です。

たとえば、和風の家にビビッドな原色を使うと違和感が出やすいですし、シンプルモダンな建物にクラシカルな色味を合わせるとイメージがちぐはぐになる場合があります。 隣接する家屋との兼ね合いも考慮しつつ、統一感をもたせるようなカラーコーディネートを行いましょう。

4.長期間飽きのこない色を選ぶ

外壁塗装は一度行うと10年程度その色で過ごすことが多いため、流行や一時的な好みだけで決めると、数年後に飽きが来てしまう可能性があります。トレンドに左右されすぎず、シンプルながらも飽きにくい配色を意識すると、長期間満足できる外観を保ちやすいでしょう。

また、ライフステージの変化(子どもの独立、セカンドライフへの移行など)を見越して、幅広い世代やライフスタイルに合う無難な色合いを選ぶのも一つの方法です。

外壁塗装についてよくある質問

外壁塗装に関しては、ツヤや塗料の種類、色の持ち具合など、さまざまな疑問が出てくるかと思います。

ここでは、よくある4つの質問に対して簡潔に回答します。

Q.外壁塗装のツヤはどの程度がベスト?

外壁塗装のツヤは0分艶(完全つや消し)から10分艶(完全つやあり)まで段階的に選べますが、3~5分艶くらいが程よい光沢と落ち着きを両立しやすいです。

ツヤが強すぎると安っぽい印象になりやすく、逆にツヤを完全に消すと汚れがつきやすくなるため、好みや住環境に合わせて検討しましょう。

Q.安い塗料を使うと、どのようなデメリットがある?

安価な塗料は耐候性や耐久性が低く、色褪せや剥がれが早く進行しやすいため、短期間で「安っぽい」仕上がりになったり、再塗装が必要になったりすることがあります。

結果的に塗り替えの回数が増え、総コストがかさむ可能性が高いです。

Q.外壁塗装の色は何年くらい持つ?

塗料の種類や気候条件によりますが、シリコン塗料で10年前後、フッ素や無機系塗料なら15年以上持つことが多いです。

色の退色は日差しの強さや方角の影響を受けるため、一般的には南向きの面が先に色褪せしやすい傾向があります。

Q.業者に色選びの相談はできる?

ほとんどの塗装業者は、施主の希望をヒアリングしたうえで、周辺環境や住宅のデザインに合わせた色の提案を行っています。

カラーシミュレーションやカタログを活用しながら相談に乗ってくれる業者も多いので、不安がある場合は遠慮なく尋ねてみるとよいでしょう。

塗料や業者を正しく選んで安っぽさを回避しよう

外壁塗装が安っぽく見えてしまう原因には、強すぎるツヤや単調な色使い、周囲との不調和、そして安価な塗料の使用などが挙げられます。こうした問題を回避するためには、ツヤの度合いや色の組み合わせに気を配り、耐久性のある塗料を選ぶことが重要です。

また、価格だけでなく施工実績や保証内容、アフターフォローを重視した業者選びによって、長期間満足できる外壁を実現しやすくなります。

色選びの際には施工事例やカラーシミュレーションを参考にし、周囲の環境や住宅の形状と調和を図ることで、質感の高い仕上がりが得られます。

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